SONE美術学院卒の美大・芸大生に聞く
卒業生の体験談
寺村幸子さん
多摩美術大学・生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻(染コース)
- 県立赤穂高校卒
- 合格大学
- 多摩美術大学/生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
- 武蔵野美術大学/空間演出デザイン学科
私は、服をつくること、布を扱うことに興味があり、そこからグラフィックやプロダクトなど、様々なデザインがあることを知りました。その中でやはりテキスタイルに関わることを学びたいと思い、テキスタイルデザイン専攻がある多摩美術大学の生産デザイン科を目指しました。
大学受験については、全て辛かったといえばそうですが、全て楽しかったとも言えます。私はずっと、やるならとことんやろうと考えて、ひたすらやりました。一番辛かったことは、石膏が全く描けなかったことです。もっとあせらず落ち着いてやればよかったな・・・と少し後悔しています。
SONE美術学院では、まじめにやりきることを学びました。こつこつと積み重ねていくことで、大きな成果が得られるのだと思います。制作に対する(作品に対する)誠意は私の大学生活において、とても役に立っていると思います。
大学では、常に何かを作っています。全てが新しく、全てが面白い毎日です。
最後に、これから美大・芸大を目指す皆さんへ。
やりきってください。やりきれば必ず次が見えてくるし、良い結果につながります。余計なことを考えずひたすらやれるのは、今だけです。いっぱい楽しんで頑張って下さい!!!!!!!
生木孝信さん
武蔵野美術大学・造形学部建築学科
- 県立龍野高校卒
- 合格大学
- 武蔵野美術大学/造形学部建築学科
- 武蔵野美術大学/造形学部空間デザイン学科
絵に興味がありましたし、父が建築業を営んでいますので、両方の要素を持つ美術大学の建築・環境系を目指しました。結果、武蔵野美術大学の建築学科と空間デザイン科に合格し、どちらに進むか悩みました。建築学科に合格したことで、最終的に父親と同じ建築を目指そうと決心し、建築学科に入学しました。
受験生の頃は、鉛筆でいかにして画面の中で遠近を出すか、質感をどうやってひねり出すか、デッサンのことをよく考えていました。
また、SONE美で学ぶことによって、大らかな性格になったと自分自身の変化を感じます。デッサンなどは、とくに気持ちが乱れるとすぐに画面に出るので、普段から見えないところをよく意識するようにならざるを得ず、大変でしたが大切なことを学びました。
今、大学では、頻繁に製図室にこもっています。大学は、授業時間以外は本当に自由なので、その時間に自分の興味のあることや、足りないと思うところを勉強しています。
これをお読みになった受験生の皆さん、ぜひ建築学科を目指して、一緒に目標に向かって頑張りましょう!
伊藤和佳奈さん
嵯峨芸術大学・メディアデザイン学科
- 県立山崎高校卒
- 合格大学
- 嵯峨芸術大学・メディアデザイン学科
私が美大を目指したきっかけは二つあります。一つは、私が何かを創ったり描いたりすることで、『私を取りまく環境を面白くしてやりたい!!』、二つ目は美大受験を通して、自分のあらゆる面を向上させたかったということです。
受験では、『絵』でも『会話』でも、うまくコミュニケーションがとれず、歯がゆい思いをしましたが、先生方のおかげで乗り切ることができました。
『答え』は今の自分が「イイ」と思うこと。
『答え』は今の自分に必要なこと。
これがSONE美で学んだことです。
この考えを身につけてさえいれば、何も怖いものはないということをいつも心に置き、生活しています。
小林萌枝さん
金沢美術工芸大学・視覚デザイン学科
- 県立姫路東高校卒
- 合格大学
- 金沢美術工芸大学・視覚デザイン学科
- 多摩美術大学・グラフィックデザイン学科
- 多摩美術大学・テキスタイルデザイン学科
- 武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン学科
- 武蔵野美術大学・工芸工業デザイン学科
私が美大を目指したのは、絵を描くのが好きだったからという単純な理由からでした。受験では、いつもの自分を出すことに注力しました。
金沢美大は、24時間開いているので、そこでモノをつくったり、ご飯を食べたり、寝たり…住人と化してます(笑)。学校での制作はとてもやりやすいです。ただ、金沢はのんびりとしたところなので、たまに東京に行って大きな刺激を受けるようにしています。
SONE美では、受験対策以外の基本的なことも学べるので、それが良かったなと思います。大学に入ってからは、デッサンは描かなくなりましたが、デッサン的要素は必要なので、SONE美で頑張ってて良かったと思います。
どの大学に入ろうが、結局頑張るのは自分です。でも、大学によって学べることは違うと思うので、その大学の利点や弱点を理解して、その上で自分のやるべきことを自分で考え、先生方に相談しながら、自分で行動しましょう。
水井 翔さん
尾道大学・デザインBコース(映像)
- 県立東播磨高校卒
- 合格大学
- 尾道大学デザインBコース(映像)
絵を描いて仕事をしたいこと、芸術に携わった場所で制作をしたいと思い、美大を目指しました。
最初は自分が頭で考えたように描けませんでした。学校での授業もあり忙しい中乗り切りました。
平面作品や立体でモノをよく見ること。何かを創って作品として起こすときにモノを見る力は大事だとSONE美で学ぶことができました。
今、尾道大学で映像を学んでいます。まず手書きで映像を作るのですが、鉛筆中心にデッサンで学んだことを活かしつつ制作しています。
SONE美で学んだことを活かしながら自慢できる大学生活を送っていきたいと思っています。